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【呪術廻戦】白銀の鎹【五条悟】

第39章 七つの鎹


直哉が気になった事についての質問に答えたんだ。これで会議の脱線は終わりでしょ。
悟に顔を向けた時に視線が合った。畳に置かれた書類を見て顎でしゃくり、私は彼に向けて口パクで"続き"、と言ったつもりなんだけど。
耳に手を当て、聴こえない、とこちらに向けてどこぞの議員のマネをする彼。やめろ、眉間に皺寄せて忠実に再現すな。

「えっなに?愛してる?なによもー、子供らの前どころか皆の前でそうガツガツ来られちゃあ、」
『ちげえよ??続きっつってんだろ?ん?庭に現代アート"足だけ星人"を地べたに生やしとくか??』
「すみません!

……えー、僕が庭に埋められるのは避けたいんで会議の続きしましょー、僕会議ダイスキ!ヤッタネ!」

慌てて寄り道をした会議を無理くり戻した彼はそのまま会議を続けて、今回の御三家会議は無事、五条家で果たすことが出来た。
これから先、生まれてくる双子についてを御三家会議に参加していた人達全員が受け入れてくれるかは反応は微妙だったけれど、悟が舐められないようにと擁護してくれたのは嬉しい。
前の二人のようにせっかく授かった命を流すわけにはいかないから、今度こそはちゃんと私達の腕の中に迎えられますように……。

しかし、今回のMVPは三人のチビ達。
小さくても大人しく出来たって事で会議も主要な話し合いが終わった後に「五条悟の子とは思えねえ」「大人しいな、これは世代交代も期待出来るか」と好評で、現当主のどっかのお調子者の表情は苦笑いになるほどに高評価だった。頑張った三人にはそれぞれの大好きなおかずが必要ですね?

という事で、この日の夕飯に三人の大好物が並ぶ展開になりましたとさ…。
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