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【呪術廻戦】白銀の鎹【五条悟】

第36章 私達だけの世界


これは私達お花畑状態が作業するに邪魔になるのでは、と悟を見る。ばち、とサングラスを少し下げた青い瞳と視線が合った。
私は首を振った、皆の邪魔になるっしょ、日を改めましょう。もしくは場所を鍛錬に使った部屋にするとかね、今日ここで私達が写真を厳選する雰囲気じゃない。そういう意味を込めてさ?
伝わってるのか知らないけれど悟も首を振る…いや、そこは同意って事で縦に振ろうぜ?言葉を出すのはためらうけど、携帯部屋に置いて来ちゃったし。

こんな中で写真とか広げられないしさあ……。勉強の妨害に加担したくない。
仕方がない、と声量に気を付けながら静かな談話室の中…悟に向けて声を掛けた。

『今日は無理でしょ、仕切り直しだ仕切り直し』
「思い出は新鮮なうちだよ、それにここに僕が居れば分からない問題を生徒にアドバイス出来るし丁度良いじゃん」

『けどさあ~…』

生徒に学習面でアドバイスする所とかレアじゃん。いや、今の気分じゃどうせそんな教師面出さないと思うけど。

髪先をいじりつつ、悟側を向いて次の言葉に悩んで詰まる。
……ハネムーンだ!って調子に乗ってじゃんじゃんいちゃつく写真を撮りまくってたんだ。それを見られないようにこそこそと机上で厳選出来るか?隣は野薔薇、斜め前には真希だ。十代女子の話題っつったら恋バナ。格好の獲物じゃねえか。
猫の前にチュール、犬の前にA5ランクのステーキ肉…だ、「なにそれ見せろや!」とジャイアニズム発動する未来が見える気がする…!私、予知能力なんて無いけどさ……?

実はというと事後に悟が寝付いた後に私も自撮りをしていたりする。もちろん、見えちゃいけないものは見えないようにしてるけど、悟はモロに撮ってるらしいけど…それは現像してない事を祈るしかない。
……事をし終えた雰囲気を匂わせる写真とか、ンなもん人に見せられるかっての!

変な汗を書きながら口の動きだけで『部屋戻るよ』と伝えるも耳に手を当て、離れた席から聴こえないってジェスチャーしてる悟。
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