• テキストサイズ

【呪術廻戦】白銀の鎹【五条悟】

第36章 私達だけの世界


もう一種類買った餌がぬるぬると動くムカデみたいな生きた餌。二人して「無理!無理無理!僕これ無限使っちゃう!」『いだぁ、齧られたんですけど!』と騒いで、齧られたり千切れたりと手こずってさ。
なかなか餌を針に掛けられなくて、そんな私達を見かねた近くで釣りをしていたおじさんに餌を付けてもらったり。
結局餌を取られて、二回目に着けるのとか無理でさ?釣りをしてる優しくしてくれたおじさんにイソメ(魚の餌)を譲ったりなんかしてね……。

お昼に海鮮丼を食べに抜けて、また漁港に戻って海老を餌にして釣りを再開して……。
結局釣れたのは小さな魚が二匹だけ。フグもいっぱい釣れてたけれど、イソメを上げたおじさんに「そんなもん簡単に食えないし持ち帰るもんでもねえ」ってツッコまれたから海に返してるけれど、私達が釣った魚の成果はほとんどがフグだった。

釣れた小さめの魚は多分、スズキとアジ。持ち帰る事の出来た釣りの成果がでなくても楽しかったって思い出が作れたから「まっ、二匹も釣れたんだ、良かったじゃん!」と夕食に小ぶりな魚を追加して、この日は早めに布団に入った。

なんだかんだ体を動かしたわけじゃないのに疲れたから、えっちどころじゃないです。眠いしきっと、いつ釣れるのか?と気疲れなんだろうね…。だから今夜はしないで眠るワケ(彼は「クゥ~ン…」と悲しい子犬みたいな声を出していた)
二日目、三日目って釣りしたんだもん。流石に四日目はもういいかな。悟も飽きたと思いたいけれどこの人はネタとしてやりかねない。だから先に寝る前だからこそ『明日は釣り関係は止めろよ…?』と悟にしっかり伝えてからふたり抱き合って、そのままぐっすりと眠りについた。
/ 2273ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp