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【呪術廻戦】白銀の鎹【五条悟】

第34章 その男の名は……。


お腹がちょっと出てきて、おっぱいも普段より更に大きくなってきて。この前買ったものが小さいからってすぐにまた大きいサイズを買い直してたっけ……マタニティ専用のコーナーをじっと見てて一緒に選んでさ。子供服を買おうとしたら『まだそんなに買わんでいいっ!』って笑ってさ!こないだ買ってきた三着とは違うデザインだし男の子なら似合いそうって買い足そうとしたのにな~…。

──触れるお腹が愛おしい。
大好きなキミと、僕との間に出来た子供。
最初の宝物だ、この宝物はもっと増えていく家族になっていく。きっと可愛い、絶対僕に似てモテる男の子になっちゃうな~!

今は体調が良い時がほとんどみたいだけれど、ここの所高専内での治療ラッシュで忙しかったみたいだから休ませてあげたかったんだ。だから驚くだろうなってサプライズをしたのだけれど……。

サプライズは成功して、ハルカはとっても喜んでくれた。
抱きついて、ぐりぐりと擦りつく姿はまるで猫。可愛い、がゲシュタルト崩壊する。朝からそんなに喜ばれちゃ僕も嬉しくなるよねー!

ハルカを抱えて一緒に洗面所で顔洗ったり歯磨きしたりさ……。いつもは出かける瞬間までの夫婦の時間は今日だけは特別に、そこから先の時間もハルカを独り占めが出来るというわけ!

「よーっし!忘れ物ない?大丈夫?マイナスドライバーとか持った~?近付けたり遠ざけたりを繰り返して実験する時に謝ってガッチン!ってくっつけちゃいけない、物質合わさったら青い光でピッピカチュウしちゃうぞ?」

『なぜ急に頭沸いた?これからデーモン・コアの実験すんの?ねえ、連勤の疲れからかいつもよりも残念になっちゃってるの?』

僕を案じてくれてありがとうね!と彼女の肩を抱き戸締まりをして、タクシーに乗って旅館へ。もちろん、コンビニに寄って向こうのお部屋でだらだら過ごせるように買い出しも忘れちゃいないよ~?

結構古くからの旅館らしいけど、実際に現地に着いてみればネットで見た通り数年前のリフォームで清潔感のある状態。
でも、報告通り空気の重いような、呪いの気配を感じた。呪力の流れが今回の休みの取引材料の位置を見せてくる。
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