第33章 これは終わりではなく始まりの刻
片手の中にあるゴムをポケットに急いでしまってる悟は、怪しい笑みを浮かべてもう一方の手が私の肩に…、ゴムをしまったその手で制服のボタンに手を伸ばす。片手の指先で器用にボタンを外してた。
「可愛い生徒のハルカちゃんには、先生の上着を開けて貰いたいな。今からちょっといい運動するからねー……中のシャツもいくつかボタンを外して貰ってさ?」
『ん、良いよ』
「うんうん、大変素直で宜しい!」
上着を開けて、中のシャツのボタンを……と私が彼の服を脱がしていく間に、彼は私の上着を開けた後、普段はインナーを着ている所に特別にブラウスを着用しているので、そのブラウスのボタンをひとつずつ丁寧に外していく。私の素肌が首からデコルテと空気に触れる面積が大きくなっていく。
悟のシャツを胸元が見えるまで開けた所で顔を上げると目が合った。にっこりと笑う唇だけで色気を感じる……。
「じゃあ、これより生徒指導始めまーす!いやらしい体してんねぇ~……うわあ、怪しいな怪しいな、なんだろ、この大きな膨らみは!メロンパンでも入ってんのか~?学びの場に持ってきちゃいけないもの隠してあるんじゃないの?ここがどうなってんのか先生が持ち物検査させて貰うからねー」
ブラウスを開けた中は下着。開かれた胸元から手が滑り込み、肩紐がする、と両肩分下げられて。その流れでずるん、と胸を覆う下着が大きく下げられた。
『ちょ、せんせぇ…っ!?』
「わあ、いやらしいねえ、すっごいいやらしい!学校にこんなにえっちな体でキミは登校していたのかな?
……こことか、教師を前にしてピンとしてて…、」
片方の胸の先端を指先が往復すると反抗するようにそこが主張する。押し倒されてはピンと立って、何度もそれを繰り返す指先。振れる度に気持ち良くでもじ…、と身を捩ったりして。
この快感から逃げようにも肩を抑える手。目の前のアイマスク下の口元が「へへっ」と笑った。
両胸の先端を同じように主張させた後に彼は肩を抑えてた手が二の腕を掴む。顔を下げて私の目の前にはふわふわとした逆立った白髪。
すぐにぬるりとして温かい感触が敏感なそこをいじめる。
『あっ…!』