第33章 これは終わりではなく始まりの刻
今じゃ確認せずとも頭で分かる、下着を濡らすほどえっちな反応をしてる体が、任務中の彼の帰りに愛されたくて待ってる。たくさん触れて、愛されたい気持ち。
今晩、ちょっと誘ってみようかな…?なんて。
……悟をその気にさせるのも兼ねて堂々と机に置いてちゃだめ、かな。こういうのって、隠してたベッド下、床から少し見えるようにはみ出させるとか、かな…?
気が付けばベッドの上で彼と触れ合う想像ばかりしてる。その考えを一時的にも消したくて頭を振った。
『……駄目だ、そっちの事ばっか考えちゃって捗らないや』
今の私は悟との今までしたえっちで頭がいっぱい。それで、雑誌の中の男女達を自分たちに置き換えてしまったりして、そんなんじゃ作業の手も進まないってもんだよね、やる気もニポポ人形が出たくらいから行方不明だし、気分を切り替えるのも兼ねて休憩にしよう、そうしよう。
ベッド下から見えるように、半分以上雑誌の表紙がはみ出るようにエロ本をそっとセッティングした私は仕分け作業を中断して自室へと戻った。