• テキストサイズ

【呪術廻戦】白銀の鎹【五条悟】

第29章 赤い糸で繋がっているもの


最悪な事に虎杖の興味によって製造日がバレてしまったけれど。いや、その前にしたのが的中したかもだからあくまでもクリスマス辺りって事だし?

……クリスマスの、あの激しいのが原因だとしたら。「赤ちゃん、作ろっか?」なんて言ってあの、大人の玩具で攻めまくられるそればっかりされたらマジで身が持たないから、クリスマスの夜が原因ではない……そう思うことにしよ。

お昼を食べ終わり、のんびりとしながらぼちぼちと男子は着替えに離れて、野薔薇とふたりっきりになった私。

『とんだ目に遭った……』
「こうなる前に、先生が海外出張に行く時には話しておきなさいよ、言わないからこうなんの」
『ハイ……』

ギッ、と机を戻し終わり、私は医務室に行くので制服のままだからこの状態で行くとして。野薔薇は今から着替えるのに彼女は制服のまんま。
じっとこちらを見て顔を覗き込んでくる。

「……今の状態って辛いワケ?」
『今は全然。ちょっと熱あるかな、くらいでよく聞く吐き気とか無いんだよね~』
「ふーん…個人差なのかね?まあ、私はハルカの代わりは出来ないけど、普段出来ることが出来ないなら手伝いくらいはするから。私だけじゃなく、あいつらも頼んなさいよっ!」

とても頼もしくにかっ、と笑う野薔薇に『頼りにしてます…』と安心をして、やがて野薔薇も運動着に着替える為に教室を去っていき。私も医務室にそろそろ向かおう、と教室を最後に出ていく。

……でも今日はこの後にちょっと楽しみな事があるんだよね。体術の時間に医務室に行くんだけれど今日は医務室に学長が来るって硝子から昨日のうちに連絡を受けてる。

ふふん…!そう!ついに学長手作りの呪骸が完成したみたいって硝子から連絡が来たから、それの引き渡しがあるんだよね~っ!
気分を切り替えていこう。エンジョイ・スクールライフ。

……皆に突っ込まれていないから妊娠してしまった私の学生としてのこれからの事について説明はまだしてない。もしかしたら学生でなくなる事を察してるパターンもあるけれどさ……。

震える携帯。画面を見れば今日何度目かの悟からの連絡。ちゃんとご飯を食べられているかって事。事実きちんと食べているし取るべき栄養をサプリメントとして飲んでるから悟の心配する事にはなっていない。返信を遅れさせてまた違う心配も掛けたくないから、私はすぐに彼へと返信をした。
/ 2273ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp