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【呪術廻戦】白銀の鎹【五条悟】

第29章 赤い糸で繋がっているもの


少しだけ体が離れて。両手で肩に触れて私を跨ぐように覆い被さり、彼の背後から布団が掛かっている。ちょっとしたこたつ状態で暖かい空気が布団の中に籠もってる。
そんな中でまさぐる片手がやわやわと胸を揉んでいく。悟に身体を委ねてじっと目の前の顔を見た。

「難しいねえ、僕は気持ちよくなっても、ハルカがあまりにも気持ちよくなりすぎちゃいけないみたいだから……それにテンションあがっちゃえばガンガンに突きたくなるのを堪えないと、だし……」

優しい愛撫に期待しながらも、悟の腕に触れてもっと、とせがんだ。指先が気持ち良い場所をつまんで感じる。

『ん、』

「いつもの最高に気持ち良いえっちじゃなくってあっさりとした感じにするように旦那さん、努力致します」
『ありがと、そう配慮してくれて。いつもこう配慮出来たらクズ呼ばわりサれなかったのにね?』
「……あれ?喧嘩売ってる??」

優しく触れながらも体をのしかからない程度に所々が密着してる。
お互いの鼻先が時々当たって、ふっ、と笑った吐息を感じるとそのままゆっくりと唇が塞がった。身体のあちこちが擦れてぞくぞくと気持ち良い。
触れる前のようにゆっくりとした動作で唇が離れ、その全身で愛でられる事に嬉しくなって笑う。

『さとる、すき……』

「……うん、僕も。ハルカが大好きだよ、愛してる」

『うん、私も愛してる…』

……知ってる、互いに愛し合えてるって事を。
昨日までの激しい行為は嘘のように、程よい愛撫と触れ合いと、ゴムをしてでの行為。
いつもよりも穏やかな行為が始まり、絶え間なくスローペースでの出し入れ。そういう満足感もあるんだ、と時間を掛けて満たされていき、セックスを終えた私達は着替えた後、抱き合って眠りについた。
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