第29章 赤い糸で繋がっているもの
ベッド前に辿り着くとにこ、と微笑む悟は布団を捲ってそこをぱんぱんっ!と誘ってる。早くしようって、突き立てたズボンには彼は急かしてた。
「ささっと脱いでベッドインしよ。僕もすぐにベッドインするから」
『ん、』
床においてあるローテーブルにジャケットを、そして寝間着を脱いで置いていく。彼もさくさくと脱ぎ、ゴムをすぐに手に取れるように側に置いてる。
素肌の状態になって潜り込むと電気を消した悟もすぐに潜り込んだ。そんな彼にがし、としがみつく。
『ひゃー、悟あったかーい!』
「もー、そうやって僕でぬくぬくしちゃうんだからっ!僕もハルカの中でぬくぬくしちゃうよ?というかあったまる運動するから覚悟してね?」
『ハードな運動は止めてね、あくまでもソフトで』
よく、遭難だとかで素肌で温め合うとか聞くけれど。別に遭難中じゃないけど彼の代謝が良いのか温かい。しがみつく私にそっと頭を撫でて「ほら、ちょっと離れて」と言われても名残惜しかった。
『えっ…離れちゃ駄目……?』
「ン゙ッ、オマエそうやって急に爆弾投下しないでくれない?僕のお股が爆心地なんだけど?」
『……どんな爆心地だよ…、』
どんな、と言わずともさっきから腰を擦り付けてもいないのに、くいっくいっ、と突いてるような感覚がある。車のジャッキなぜここにある?と勘違いしてもおかしくない。布団の中を見ずとも明らかに勃起してカチカチになってる悟のペニスだというのは分かった。
至近距離の悟がドヤ顔で言い切る。
「ハルカが甘えん坊モードしちゃうもんだから僕のお股にジャストミート!きのこ雲ってか、立派なきのこの成長期!
胞子じゃなくて精子が出るよ~!ゴム越しにだけどっ!」
『それは、ウン…ヨカッタネ』
「僕のきのこの責任取ってよ~?ハルカ」