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【呪術廻戦】白銀の鎹【五条悟】

第27章 五条という家


ポチポチと文字を入力し終えて悟に送信。
すると十秒すら経たずに既読がつく。

"分かった、行っておいで。この前みたいに部屋に帰ったら必ずメッセージを送るんだからね"と返事が来て。OK!というスタンプを送った後に暖かい格好をし、バックに財布や携帯、メモが入ってる事を確認してから静かに部屋を出た。


────

──


『ただいまー…』

三十分程度の外出から部屋に戻っても悟が居るわけじゃない。
部屋に帰ったら直ぐに携帯で『買い物終わったからもう部屋に戻ったよ!』と連絡を入れれば、手を洗っている時に通知音が携帯から鳴る。確認したら"悟クンからのおかえりのエア・キッスをハルカにチュッ!"というメッセージ。
…地球上の空気で酔ってんのかな?いやいつもの悟か。
しかしそこでハルカは回避した、と送る。彼からは必中攻撃ですー、と小学生の魔法ごっこみたいな事を返されて困惑しながらに洗濯物をしまって。

仕事や学校のある日は一日が長いのに、どうして休みって短く感じるんだろうね?キッチンで仕込みを始めていればなにやら部屋に悟が帰ってくる気配。
ガチャ、とドアが開く音がすれば静かな部屋が一気に賑やかになっていく。

「たっだいまー!ハルカー?ねえ、僕の奥さんいるー?五条悟の可愛い奥さん、こちらに居ると伺っておりますが~?」

キッチンでベースとなるスープに豆腐を入れ終えた時だった。
とりあえず手を洗って、拭いて…。こうしてる間にもなんか玄関で悟が「唇がむずむずするの、なーんだ?むずむず~むずむず~…僕、キッス!ただいまのキスがしたい!」としまじろうもびっくりな帰宅のコミュニケーションを求めておりますね…?
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