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【呪術廻戦】白銀の鎹【五条悟】

第27章 五条という家


のんびりと朝の支度をして、朝食を摂って、洗濯やら掃除として。近々悟がこの多忙の中で休みを取れたら出掛けたい場所をネットで検索して。

……あったかい所も良いけれど、この時期といったら美味しいものもある。冬スポーツだって。どれも良いけど全て欲張れるのは無いかなぁ、と色々と調べて。自分で決めても良いけれどやっぱりふたりで相談してここがいい、あれもいい、どこに行きたいって話し合って決めたいから、軽い候補だけブックマークをして。

ぐう。

お腹の音で時を忘れて居た事に気がつく。もうお昼だった。
冷蔵庫を開けて、まだここに住むには本格的じゃない食材量を確認して。温まってかつちょっと酸っぱいものが食べたい。酸辣湯麺でも作って食べようかな。

部屋にあるもので工夫して作って食べてから、もう一度冷蔵庫を覗いて。
うーん、と視線をドアポケットからメインの収納庫、野菜室などを見てから頭を掻いた。昼食の後に残った食材よりも空間の方が多く占めてる冷蔵庫。

『……やっぱり寂しいんだよね、』

このマンションは正面玄関から徒歩一分と経たない距離にスーパーがある。すっごく良い立地で、私にとっては安全で。悟もその店舗くらいならちょっとした買い物は良いんじゃない?とまで言っていた。
ただし今までのことや私のトラブルメーカーな事を踏まえて、そこへの買い物でも必ず悟に連絡を入れる、そして許可を貰うというのが条件。もちろん、帰ったらそれも連絡する事も。

そうだ、買い物に行こう。両手に持ちきれるだけのものを買ってこよう。

そうと決まればまず連絡を入れる前に買う物を考えなきゃ。
まずは今晩のご飯。今日は寒いし温かい鍋にしたいなあ、と鍋の種類から決めて。

旅行について調べてた時に北海道がヒットしててさ。それを見たからか、カニや海老、ホタテなんかが食べたくて。タラも欲しい、白子はタラのじゃなくて銀鮭のとろっとした方が良いかも。あんきもとかも入れちゃおうか、とメモを取り始めればふたりにしては量が宴会の鍋レベルになりそうで。幾つか減らしての海鮮鍋の材料をメモに書き込んで。

アイスも買っちゃえ、冬に暖かい部屋で食べる罪の味がいいんだよ、これが!とメモに書き込み、携帯で悟にLINEのメッセージを送る。

『えーっと、夕飯の買い物をしに一階のスーパーに買い出ししてくるね、と』
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