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【呪術廻戦】白銀の鎹【五条悟】

第27章 五条という家


261.激裏

マンションの部屋、もう後はベッドに入るだけ!の段階まで、いつもよりも少し早めに寝支度を終えた寝室。大きなベッドの上で私はバスローブ姿で仰向けになっていて目の前には天井ではなく彼が覆いかぶさっていた。

「今日も励もうね?」
『……うん』

にっこりと笑う悟に頷くと、最後の砦のバスローブが容易く剥がされていく。

今日の日中に兄夫婦の赤ちゃんを抱っこしたのは良い経験になったのだけど、それで悟の"なにか"のスイッチが入ってしまったらしく。欲しいと思ったら大体のものはゲットする彼だから、更に欲しいって思ったのか。剥がされたローブはベッド上の悟によりポイ、と遠くに投げられて、悟自身も全裸となって。そのまま一糸纏わない姿のまま、ベッドの上で触れ合っていた。

変わらずに優しい手付きで、私の全ての知る手は髪も頬も首も、体の隅々を優しく触れてまわり、やがて集中的に胸や脚の間を攻めていく。イキそうな手前でさんざんに焦らされて、これから入ってくる、という段階までじっくりと時間を掛けていた。
ただしたいだけならさっさと挿入していただろうに、入念に時間を掛けていた行為。覆い被さる悟は私の頬を手の甲で撫でて、少し呼吸を荒めにしながら微笑む。彼も我慢の限界が来てる、ずっと私ばかり気持ち良くなってたから…。

「いつもよりもたっくさん中に出して、今日こそ僕の子を孕ませてあげる。早く僕たちの血を繋ぐ赤ちゃんに会いたいもんね?」

『……うん。来て、さとる』

実際に生まれたての子に触れ合ってみて、不安よりも私の中の何かが弾けたような感覚。抱っこしたのは兄夫婦の子だったけれど、それでもふっくらとして小さく温かい命に触れてみれば、自分の子であれば更に愛情も大きいんじゃないかって。
私が返事をしたのを見てふっ、と笑った悟。

「うん。今、ハルカの中に行くね?」
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