第26章 だから師走というんです
二回戦、三回戦って続けたらねえ…?
目の下に隈つけて挨拶はマジ勘弁。出すならさっさと出して軽い処理済ませたら寝る!
そういうやる気満々な私に対して悟は文句を言いながらも私の脚を割って、片手を膝に乗せて視線を下腹部へと向けている。
「うわっ、シビアだね~、夫婦の営みよ?もっとキャッキャウフフであっはんうっふんドスケベムードってのもさ~……。
うーわ、普通に会話しながらもしっかり濡れちゃって!ハルカのアソコはこんなにも僕を誘って…えっちだね~!」
楽しみたいのも分かるけれど何事も程々にしたいのであって。じっと瞳を見つめて微笑み、もう一度『…挿れて?』と言うとため息を吐く悟。腰を使って探るようにあてがい、ゆっくりと入ってくる。
入りながら私を見て、ニヤリと笑った。
「まっ、僕は変わらずとことん楽しませて貰うけど、寝られるもんならいつでも好きなタイミングで寝てごらん?寝れねえくらいに揺すってやるから」
学生時代の彼を思い出させるような表情に、苦笑いが出た。
……寝られるわけ、ないじゃんかよ。だったら、さっさと出し尽くさせよう。そう思って割と積極的には出来たと思うんだけれど。
結局終わったのは午前二時を過ぎた頃。早く起きられますように、と祈りながらも重い瞼を私も遅れて閉じた。