第26章 だから師走というんです
……例え先端だけだとしても、歯を当てないようにするのなら長時間口を開けているのは辛い。そんな彼のサイズのペニス。今、満足させなきゃ…。
指先で根本を支えて、口内から外に出てくる度に、キャンディーをしゃぶるような、ぴちゃっ…、という音がする。
咥えながら続け、ちゃんと気持ちよく出来ているのかな?と不安になって見上げれば熱っぽく呼吸を乱し、目を細めてる悟。ばっちり視線が合った瞬間に彼に微笑まれた。
「んっ……そうそう、お上手。えっちがどんどん僕好みになってるね、オマエ」
手を添えて、むにっ、と太い幹を包む皮を伸ばせばぐにぐにしてる。あまり口でするの得意じゃないというか、上手に出来てるか分からないけれど悟の反応を見ながら手で扱き、舌の上や舌先で刺激した。
時折唇でしゃぶりつくようにフェラをする。
唇で食むように先だけじゃなくて血管の走る硬い幹みたいなペニスを愛でた。
荒い呼吸の中、時折「は、ぁ…っ、」と呻くようにしてる彼の様子を見るに多分、気持ち良いんだとは思うけれど…。うん、悟が気持ち良いんなら良いや。もっと頑張ろう。
更に攻め続けていくと顎に添えられてた手は退かされ、私の両耳のあたりに両手を添えて僅かに腰を降ってる悟。
『んむっ、』
「ぁっ、きもちいよっ、ハルカ……、すっごくイイ、このままオマエにフェラされたら出るっ、もういいから……っ、出ちゃう、」
くちゅ、ぬちゅっ…とねっとりとした音を鳴らして口の中を往復するように頭を前後しながら見上げようにも、今の視界には彼の表情は見えず。やや反るような体勢で、私の頭を挟んで引き離そうとしながらも気持ちよくて腰振ってる所がちょっと、可愛いかも……。
いいよ、イッて精液が出るなら構わず飲んでやる、と舌の腹や舌先と悟の敏感な場所を最後までしてやろうって攻めた。
焦るような荒い呼吸に少し甲高い声が漏れてる。
「駄目、だっ…!イク、口ン中に出しちゃうから…っ!ハルカ、あっ、ハルカっ!」