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【呪術廻戦】白銀の鎹【五条悟】

第25章 気分はホワイト、時々ブルー


240.

リビングでひとり、キッチンで雑炊を煮込む鍋を温かいリビングで彼に食べてもらおうと、鍋敷きや取皿、調味料などを用意して悟が来るのを待機してる。
別の部屋…てか、浴室方面なんだけど。今は湯上がりの悟に着替えをいくつか持っていった父親が着られるかどうか試着させたり、今着てる服を洗濯しようとしてる。
男二人のやり取りが静かな家の中、リビングにまで聞こえて来るんですが……。そのここからじゃ様子の見えない、楽しげな声のする方向へと視線を向けた。

「ありがとー!お義父さんの服借りるねー、ん~……この服ならなんとか着られそうかなあ…?ちょっとお腹見えちゃうけど明日までだし大丈夫かな?」

「……おう、すっげえな…悟君……腹筋バキバキやんけ……そりゃあ腕相撲も俺らじゃ勝てねえわ…着痩せしとったんだなあ…ガリガリかと思ってたわ…」

風呂から上がったらしい悟の元で、とりあえず雪に濡れただろうって洗濯されてる悟の服。バシャバシャと洗濯機が蓋を開けたまま回転してる音が聴こえる。無限で回避しとけば良いのに待ってる間降る雪を受け入れていたらしい。それじゃあ余計に体を冷やすのでは、と心配になった。お風呂で芯まで温まれていれば良いんだけど……。
リビングまでふたりの色んな会話が筒抜けで聞こえてくる。それも微笑ましくないやつ。

「パンツまで借りちゃってごめんねー」
「いいってよ!身長もだけど色々と……はは、流石に俺も負けるわ、タッパもありゃあコッチもデカイなあ~悟君!」

はい、絶対に下ネタです!
父親も結構下ネタを言うから悟も調子に乗ってる。騒ぐ声は大きく、そしてはしゃいでる。
あれか?修学旅行の男子か?ええ?

「あーお義父さん孫については来年には期待しておいてね~!」
「おーおー、期待しちゃっても良いのか~?」
「期待しといてっ!もう僕ら今めっちゃ頑張ってるから毎年誕生しちゃうかもっ」
『うぉいっ!悟っ!こっちまで聞こえてんだけどっ!?』
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