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【呪術廻戦】白銀の鎹【五条悟】

第24章 ハロー、ニューワールド


最後のフリースロー。悟のターン。

「アリーヴェデルチ(さよならだ)」
『あ゙ーーっ!』

後攻である悟のプレイで点数が表示される。私は彼と拮抗する事もなく相手にすらならないほどに負けていた。こんなはずでは…、と彼の服を掴んで見上げる。

『はあーーー??なんで?まじ?嘘でしょ…?
モッカイ!モッカイ!』
「素直に負けを認めちまえよ、楽になるぜ~?」
『うわー、ショック!えーブランクあったからかあ~?いつも拮抗するくらいはしてたのに……、』

はい、三タテされるのは私でした……。
むむ、なんで得意なホッケーも負けてんのさ!腕を組み背を反らせてる悟の腹を指先で突く。すぐにポーズを変えて奇妙な冒険をしそうな奇抜なポーズに変えた。ジョジョ立ちしてんじゃねえ!ぷす、と腹部を指で突けばくすぐったかったらしくすぐにお腹を押さえた。

「ッシャア!じゃあ、僕が勝ったから僕の言うこと効いてねー、ハイ!シンプルに本日は例のスケスケで隠すべき場所を隠さない、穴空いた下着着けて抱き潰されて下さい、以上です!」

賑やかなゲームセンター内でそれを言い放つ悟。外はもう暗い時間だし小さなお子様はいないとは言え良くそんな事を言い切ったな……!?周囲がうるさくなかったらちょっと手刀を飛ばしていた所だった。通報モンだわ。
どうせえっちな話だとは思ったけれどそれはまた残念なお知らせを彼に伝えなくてはいけなかった。本当は部屋に帰った時にそういうムードになる前に伝えようと思ってたんだけど。
『ねえ、』と彼に手招きをして何やら期待する悟を少し屈ませ、耳打ちをする。

『それ無理。今日、日中トイレ行ったら生理来てた』

耳を貸してた悟がぐるん、と顔を向け、表情を嫌そうに歪める。本日のご機嫌の不機嫌テーブルに差し掛かりました。

「はあー?まぁーたですか?昨日ガンガンにちんこで突きまくったからセックスボイコット始まったの?なんでオマエの子宮は空気読めないんですかねー?」
『こら、声がデカイ!……来ちゃったものはしょうがないでしょ、お願いは別にしてくださいねー!』

騒がしいから言えるプチ喧嘩。いや、喧嘩っていうのかは微妙な。猥談か?これは猥談だな、猥談ゴジョンティー。
悟は口を尖らせる。あーあー、もう完全にスネてる、スネてる。
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