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【呪術廻戦】白銀の鎹【五条悟】

第24章 ハロー、ニューワールド


231.激裏(※やや無理矢理)

『やめてってばっ!痛い!』

ギシ、とベッドが軋む。体に跨り、腰に座って身動きが出来なくなった所で、彼女の頭上に両手首を押し付けて。片手で出来るほどに手首が細ぇ。そんな中で抵抗する彼女は非力でちっとも驚異的ではなく、逃がす気は更々ないわけで。

「残念、この状態で止めるわけねえだろ。痛いの嫌いなら暴れない方がいいんじゃねえの?」
『……っ、嫌い。最低だよ、人の嫌がる事をこうもするなんて!』
「……あっそ」

……好きな女が嫌がる事なんて、したい男なんているかよ。
少しグサッときたけどそう言われても仕方ない事を現在進行系でやってるんだからどうしようもない。だからってここで止めて、諦めて。のんきに日常を送ってる最中にハルカに記憶を消されるなんて御免だった。なら、ゴリ押ししてでも分からせないといけない。そもそも、そういう考えに至ったのはハルカに対して時間を割いた事についてだったっけ。

本題を忘れないようにしねえとな。目の前の非力な獲物にゾクゾクとしながら思わずニヤけちまった唇を舌先で舐めつつ、空いた手でハルカの胸ぐらに手を伸ばした。

ぶちっ…、と繊維がちぎれる音。ハルカはハッとした表情をしてすぐにそっぽを向いた。

『……最低だよ、悟。こういう事慣れてんだ…』
「……」

慣れとかじゃなく、こういう事は初めてだ。いや、一度は未遂、そして今もう一度相手の意志を関係なく事を進めようとしてる。
どちらとも相手はハルカ。僕はもうハルカしか見れないのに、この多くの心を占めるモノが消えたら廃人にもなりかねねえんだよ…。

もう一度、『最低』と恨みを込めた声色を聞きながら、むしり取るように服を剥ぎ取っていく。自分で今からすることは充分に分かってた。力で屈服させようとしてる、ハルカの言う通りの男が女にするサイテーな事くらい分かってる。それでも、そうしてでも別れたくなくて最終手段を使おうとしてるって事。
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