第24章 ハロー、ニューワールド
部屋着だから簡単な作り、非常に剥きやすい。それでも彼女は隙あらば抵抗して僕に歯向かった。
下着をするん、と脱がした。ブラは両腕の抵抗が強かったから真ん中で引きちぎって脱がして、全てを晒した状態になった。
僕を迎えさせまいと最後の抵抗として必死に睨みつけるハルカにゾクゾクする。こういう趣味、僕にあったっけか。
『……急に、なにしてんの?さっきの流れだとこういう雰囲気じゃないって分かるでしょ?いくらなんでもこれは暴力だと思うんだけど?』
確かにな、もはやコレ犯罪の域だろうよ。それくらい分かるし。
「さっきの流れだからこそこういう雰囲気を誘ってんだろ?オマエ」
『は?』
何いってんだコイツ、と言いそうな表情。
さっきの雰囲気ってか、僕がハルカに時間を注ぎ込むからハルカとしてはそういうのを止めて欲しい、このままじゃ僕が疲弊していくから子供も居ないしさっくり別れよー!……って話だろ?
じゃあ、さっくりと別れるなんて二度と言えないようにして、それから僕がハルカへの時間は自由意志によるものであると伝えれば良いって事だ。
言葉で伝えるのはすぐだ。でも、僕たちを繋ぎ止める存在はすぐには出来ない。だから……。
彼女を見下す。見上げるその瞳は怖気づく事なく立ち向かおうとさえ感じる強さを感じる。でも、意志は強くても弱い事を僕は知ってる。だからこうも僕に組み敷かれてるって事も。
ああ、ほんっと……僕って最低だなあ。クズって言われてもしょうがないか!
今から相手の意志関係なく犯す事に少し高揚感を覚えてしまった。
ククッ!と僕は喉で笑って、素肌を晒して無様とも言える計画の失敗した女を嘲笑う。
「今から作るんだよ、オマエの腹に。二度と別れるだとか馬鹿みてえな事言えねえように中にたっぷり出してやる」
片手で押さえつける両手首に力を入れると彼女は痛みに顔を歪めた。
『い、だぁ…っ』
ああ、うん…イイ顔してるよね。日常的に笑う彼女も怒る彼女も、眠る時も感じてとろんとろんな表情も好きだけれど、この表情も凄くイイ。