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【呪術廻戦】白銀の鎹【五条悟】

第24章 ハロー、ニューワールド


『続き私がやっとくよ。悟もシャワー浴びたら?さっき、お風呂掃除したからお風呂でも大丈夫だけど…』
「……」

うーん。なんとなくだけど、ちょっぴりハルカがよそよそしい感じがするような。
あまり彼女の事は疑いたくは無いけれど、僕はちょっと疲れてていつでも寝られるように早めにシャワーでも浴びようかな、とは考えていた。本当は一緒にお風呂に入っていちゃつきたかったけれど…。
これはイチャイチャするのは早めのベッドに入った時かな。実際、硝子の前で子作り宣伝するような発言はしたけれど今日はハルカに告げた通り添い寝程度がいい。病み上がりのハルカを無茶させたくないし、激務続きでこんなにも疲れてる中じゃあ最中に中折れでもしたら続きも出来なくて萎えるし。ただハルカを抱きしめて眠りたいかな、今日は。
……えっちは明日以降だ、明日以降!

にこっ!とハルカに笑って「それじゃあ続き、お願いするね!」と僕は着替えを持って浴室へと向かった。


****


タオルでがしがしと髪の水滴を取りながらぺたぺたと少し冷たい床を行く。壁に勝手に穴を開けたみたいに床暖房にこっそり変えてやろうかな、寮の部屋。寒すぎてウケるんですけど…。
キッチンへと眼で捉えてる、彼女の存在を実際に確かめに行く。ハルカの後ろ姿。ああ、確かに居る。起きてる。
こう、胸が愛おしさできゅーっとなってさ!速歩きでその背後へ近付いて。包丁は使ってないな、と確認をしてから背後からぎゅっと抱きしめた。

医務室の隣の個室では、髪を洗う時は部屋にあるものとは別なもので洗っていた。ヘアパックも。それが今日からは今までと同じ様にお揃いの香り。でも、料理に集中して髪を乾かさないのは風邪を引きかねないんだけど?
お揃いのボディソープの香りのする首筋に顔を埋める。お腹周りが以前よりもほっそりとしてしまった身体。抱きしめて今まで甘えたかった分を発散する。性欲よりも安心感が勝り、すりすりと背後から頬擦りをして。
甘い声をどうしても出しちゃうよね、嬉しすぎて。

「もー…、髪乾かさないと風邪引いちゃうでしょー?ご飯出来たら食べる前に乾かすよ?」
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