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【呪術廻戦】白銀の鎹【五条悟】

第23章 突然ですが、さようなら


ハロウィンなんて根付いてしまったからに呪いを喚び出すイベントが呪術界に増えてしまった。何がヒットするかわかんないよね、一時のブームじゃないし……ハロウィン。

憂太の担当配置までやってきて、邪魔にならないようにと粗大ごみ…横倒しの冷蔵庫の上に立ってしゃがむ。ちら、と横目で憂太が僕の位置を確認した後にサクサクと祓う作業を続けてる。
ここは治安の悪い小道、だからゴミも散乱してるしボロボロの壁にはスプレーで落書きがされてる。古風な夜露死苦とかじゃない、洋風に二頭身キャラと縁取りまでされた英語。下書きもなくさらさら描けてんなら才能の持ち腐れだよなー…、と落書きをみながら、僕へと襲いかかる呪いを触れる前に捻り潰した。

「……五条先生、サボってるんですか?」
「んーん、僕んとこ終わったから現場監督モードしてんの」

少し呆れたような声が掛けられて、憂太を見れば僕を見ながら刀を一度ブンッ、と振るう。呪いの体液が飛び散り、スゥ…と消えていく。
もう少しで終わりそうだし手伝わずとも本日のノルマはクリアでしょ。仮拠点に戻ったら次の配置に振り分けられんのかなー…その前にハルカとイチャイチャ出来る休憩時間とかあるかな?待ちながらスマホを取り出してじっと画面を眺めた。呪術界の交流会。パーティードレスのハルカ。思わず口元が緩くなっちゃうよねー…僕、こんなに可愛い子をお嫁さんに貰ってたって事だもの。

「ハルカは今日も可愛いなあ、そう思わない?憂太ー」
「のろけ話も大概にしてください、任務に支障が出ます」
「いや、支障は出ないでしょー?僕の事作業用BGM…いや、ラジオだと思ってくれて良いのよー?
……五条悟の五条悟による呪術ラジオ、はっじまるよー!はい、キタ!本日のラジオパーソナリティは五条悟でお送り致します!」

突き刺す刃、蹴られて抜かれ、その場に崩れる呪い。

「はあ…」

最後の一体を突き刺して、鞘へと刀身を収める憂太。
この辺りの最後の呪いを祓い終えたら僕らは仮拠点に報告後、現在時把握してる等級の高めの場所・数の多い場所などの別の場所に移動をする。
呪具を鞘に収めた憂太を見た僕は粗大ごみから降りて側へと寄った。
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