第23章 突然ですが、さようなら
出すのを必死に堪えながら、ハルカを揺すってのピストンをして。小さく肌がぶつかり合う音の中、その音が止む。始まる前からフル勃起で興奮してたんだ、僕の限界が来た。
「うっ、ハルカ…っ、イクよ、イク…ッ!」
ぎゅっと彼女の腰を僕に引き寄せて、ゴムで遮られてるのにどうしてか奥で出したいって気持ちで薄皮の中にどくどくとたっぷりと出す。
何度かイッてる中でぎゅ、ぎゅう…とハルカが僕を締め付けた。しっかりと僕にしがみついて溶け合うように。まるでもっと出してっていってるみたいに搾り取るみたいに。
ゆっくりと浴槽の縁にハルカを降ろして、片手でハルカの愛液でべとつくゴムの根本を押さえる。出したからってしょぼくれる事なく元気なままの僕のちんこ。ハルカの中から引き抜けば先端に行き場を失って溜まってる白濁の液。僕の一回目の精液が注がれてる。
ぱちん、と音を立てて外して縛って、邪魔にならない所に置いたらまた新しいゴムを着けて。
余韻かな。まだイッてるっていうか、脳でイッてるっていうのか、気持ちよさげに目を細めてるハルカに僕はとびきりの笑顔を向けた。
「……さっ!まだまだ始まったばかりでしょ?今日は最低でも5回はしたいなっ!」
一度イッて幸せそうにとろんとしてた表情は少し呆れ、鼻でふん、と小さく笑って。
『持ってきたやつ、使い切らない程度で収めといて……』
「ふふ……っ、任せなさーい!ってね!」
流石に僕も鬼じゃないし明日の為にも睡眠時間は残してあげたい。ハルカの中に勃起したモノを挿し込みながら彼女の身体を持ち上げて僕らは向かい合って微笑み合った後、互いを譲らないような深いキスを交わした。