第23章 突然ですが、さようなら

｢この体位、気に入っちゃった。筋トレとチントレ、イイよね～｣
『チントレぇ…？これ以上鍛えないで欲しいんだけど。絶対に落とさないでね、こっちとしては無防備だし少しおっかないんだよ』
｢えっ、フリかなあ？｣
『……やめろ～？』

ウソウソ、絶対に落とさないし離さないよ？こうして捕まえた彼女を手放すことなんてない、こういった時でもさ？
軽くふざけながら、ハルカはしっかりと僕の首の後ろに腕を回して。持ち上げる前に下半身の僕の一部でとろとろのハルカの場所を見付けてゆっくりと挿し抜きを繰り返しながら合体していく。
よいしょ、と小さく声を出してハルカを持ち上げればしっかりと接合してまるで溶け合ってるみたい。突起と陥没が上手く組み合わさってひとつの生命体みたい。
ひとつになりながらも目の前の愛おしい人。唇に目が行った。

｢ハルカ、キスしに来て｣

彼女を支える僕が今、深追いは出来ない。腕に支えられ、性器が繋がった下半身と、僕にしがみつく細腕。ふっ、と柔らかく笑ったハルカは僕の濡れた髪をざり、と撫でて顔を近付けて口付けた。触れた柔らかい唇により興奮して離れた瞬間から僕は狂ったように支える彼女を揺すり始める。唇は離れて『あっ…！』と可愛らしい嬌声を上げ始めて一気にテンションがアガる。
ゆさゆさと彼女の腰をしっかり支えながら突き立てて行けば、奥を突きながら腟内で僅かな往復を繰り返して目の前で淫れる様子をしっかりと観察してさ。

｢はぁ、すご……っ、｣

ゴム越しに感じる。中も僕に絡みついて、すっごく気持ち良いんだけど。視覚的に感じながら真っ赤になってとろけてる表情のハルカがたまらなく可愛くて。

｢可愛いよ、ハルカっ…もっとそういう所を僕に見せて…っ！｣
『やだ、さとるそんな激し…っ、あっ！あっ、』