第23章 突然ですが、さようなら
『うそ、お風呂場ですんの?』
「うん!ベッドまで僕の理性がもたないから僕の本気のウコチャヌプコロはここでしちゃうつもり」
『うわ、だからってどれだけ気合い入れてんの?それ在庫全てじゃん……』
嫌ともやめてとも我慢しろとも言わないからえっちしても良いんだって事で。
たくさんえっちをしていれば彼女もその生活に慣れてくる。きっと好きだとは思う、よく濡れてよくイクし。結構ハルカも僕の生活というか性活パターンに合わせられるようになったし、身体も初めと比べたらかなりえっちになってる。乳首の感度とか…すっごくイイ。だいたい前戯で胸を攻めれば下半身はとろとろになって、ちょっと解せばすぐに合体が出来るほどに。
にやり、と僕は少し不安そうに見上げてる子犬のような瞳を見つめた。
「……僕の種が尽きるまで?」
『いつも尽きないだろ…。別にえっちするのは良いけどさ?明日に響かないようにしてよー?任務なんだからねっ?』
「うーん、明日に響くか響かないかの保証は出来ないねー?」
下着を脱いで洗濯機に突っ込む。少し持ち上がった僕の相棒というか愛棒というか。目の前で素肌をどんどん晒していく奥さんの裸体がなんだかちょっと神秘的に思えて。
……ゴム無しでえっちを続けたら、僕よりも小さいハルカの身体にも赤ちゃんが出来るのかな。出来るんだろうな、今すぐじゃなくてもいつかは大きくなる、今はぺたんとしたお腹。
ここの所警戒心というか、きちんと自分のあり方を理解して行動してる彼女はとりあえず二年生にはなれそうで。卒業までは子供を作れないのは残念だけれど、命の危険に晒される道を選ばないようになっただけ安心かな。
これからの呪術界には必要な、大切な存在なんだよね、ハルカは。傷付いた呪術師を癒やし、そしてなによりも僕の癒やしでもある。僕に愛を覚えさせた初めての人。愛おしい呪い合える人。
浴室のドアを開けた彼女が振り向いて僕を不思議そうに見てる。
『なにフリーズしてんの?』
……オマエが可愛いなって思ってたんだけれど。
その言葉を出さずに僕は今日もハルカに薄ら笑いを浮かべて冗談を言う。