第21章 僕の初恋をキミに教えてあげる
……へえ、やっぱココって気持ち良いんだな。抵抗する割に感じてんじゃん?これ、ガキみたいに吸ったらどんな反応すんのかな?自然といやらしいキモチになってきて俺はニヤついた。
『んっ、はぁっ…!さと、る…っ!駄目、駄目だってばっ!』
とろんとろんになってるクセに精一杯、多分睨んでるのがまた余計に煽ってんだけれど。抵抗も少し薄れててたまんない。暑さで汗だく、汗臭いのにその臭いすらもいい匂いなのが不思議。制服越しに同じく制服を持ち上げてる俺の下半身をゆっくりと擦り付ける。これがどういう事を意味するかを確かめたくて。
擦り付けたら驚いたのかビク、として俺から離れようとしてるけど押さえつけてるから逃げられないハルカ。
蝉の鳴き声がうるせえ中、涼しい木陰で暑苦しい事すんのもイイ。充分に褒美じゃん。会えなくなるならよお?
にやりと笑って反抗的な目を見る。
「駄目なワケねえだろ、オマエすっげえ俺の事誘ってんじゃん。ゴホービ、キスだけじゃなくてそれ以上に変えてくんない?この場でオマエの身体をさ、」
ヤらせて。いや、ヤらせろ。
片手で太ももをストッキング越しに触れて、そっとスカートの中に手を入れようとした時だった。
『……っの、バカタレ!』
「い゙っでぇっ!!?」
ごんっ、と思い切り頭突きされて、頭を押えながら仰け反り数歩下がる。木陰から日向に出た。超眩しい。キスする時にサングラス外したからだ。
片手で頭を押さえながら、ポケットに引っ掛けてたサングラスを掛けた。
クソッ…!あと少しだったんだぜ?なんで頭突きとかすんだよ…!ストッキングとパンツを下げて、俺もズボン下げたら後は合体するだけだったろーが!
ご馳走にありつけそうでありつけなかった、生殺しの状態で流石にマジギレした。その気だったからもう半分どころかフル勃起してたから収まりが着かねえし挿れさせてくんないなら口でも手でも良い、ハルカにして欲しいのは変わらねえ。
「んだよっ!オマエもすっげえ気持ち良がってたろ!?もっと先も良いだろーが!」
『ンなもん、今する事じゃないでしょっ!任務中なの、こっちは!充分に任務分の対価としてキスはしたし!むしろそれ以上にしてたしっ!』
「……一回くらいいいだろ、キス以上の事させてくんない?」