第21章 僕の初恋をキミに教えてあげる
挿れて揺すって、甘い声を上げさせてイカせたら俺のこと、好きになってくれないかな……。キスだけでこんなに夢中にさせるんだからきっと身体の相性ももっと良いに違いねえ。
どうせ誰も居ないし、相手は力も無いし。でも無理矢理に痛くして嫌われたくない。たった一回で終わらせてサヨナラなんて嫌だ。
「……っは、俺から逃げようと、してんじゃねえよ?オマエから始めたんだからな?」
キス攻めにして離れた唇。互いの口を繋ぐよだれがキラキラしてんだけど。そんな光景を見てドキドキしてきた。俺とコイツの合わさった唾液じゃん?
この暴走をコイツのせいにして、どんどん盛り上がっていく。
頭を掻きむしりたくなるくらいにどうにかかなりそうで、理性がぶっトびそうでキスが止まらない。なんか、すっげえ気持ちいい。興奮でちんこが半分くらい勃ってきてる。塀に押し付けて、抵抗する手を抑えてケダモノみたいに唇を奪い続ける。
そっと目を開ければとろんとした瞳。
これ、煽ってるんだろ?もっとして良いってことだよな……?ごくり、と俺は固唾を呑んで濡れた唇を見て更に昂ぶった。
どうせコイツ、呪物で家族の居る所に帰るんだ。
そのうち会えるつっても場所も教えてくれねえし。なら、絶対に俺を忘れさせないくらいにハルカの身体に俺の事を刻みつけてやる。何が何でも俺に逢いに来たくなるくらいに忘れられない思い出を作りたくなった。ハルカが欲しい、離れて行こうとも絶対に手放したくないほどに惹かれるものがコイツにはあった。
……ヤリたい。俺、ハルカとセックスしてえ。
そう考えたらその気になってきた。場所なんて関係ねえ、周りには人なんて居ねえんだ。
俺はハルカを抑えてた片手を離す。
即座に俺の胸を弱々しく押すけどびくともしねえよ、そんなもん。空いた手で腹んとこから上へと手を突っ込む。汗でベタついて、風で冷えた肌が気持ち良くて、やっぱ柔らかくて。
で、下着を持ち上げようにも上手く行かない。仕方ないからもっと腕を突っ込んで上から捲るように下げた。ちょっと冷たくて柔らかい乳。こんなに柔らけえんだ…ずっと揉みたいくらいに感触がイイ。
指先に当たるものがある、全体を揉みたいけどコッチも良いらしいんだよなー…。指先で柔らかい突起をちまちまといじくると、身じろいでる。少し硬く膨らんでいやらしい。