• テキストサイズ

【呪術廻戦】白銀の鎹【五条悟】

第21章 僕の初恋をキミに教えてあげる


194.微裏

俺のファーストキスは血の味だった。
コイツ、口内炎にでもなってんのか?どっかぶつけたりして怪我したのか?それともただのドジで噛んだとか。
不快な血の味だったけど女の唇の感触は一言で言い表せば最高。柔らかくて、チビなクセに精一杯俺を引き寄せて、俺の口ン中に舌突っ込んできて。本格的な?エロいキスが俺のファーストキス。

タメの割にすっげえ色気のある女。本当に同じ年か?大人っぽすぎてやたらと意識する。だから色んな経験積んでんのかな、知らない男と付き合ったりさ。なんかそれ考えるとモヤモヤして腹が立つからコイツの恋人関連については考えたくない。なんか、よく分からねえけど……その知らん男にムカつく。
キスってこうするもんなんだ……、と初めての相手から学んで、早速その学びの復習としてやり返すように舌を入れていく。口ん中すっげえ気持ちいい、コイツ俺の事を良く知ってるみたいにいい所を舌で触れてくるんだけど?もしかしてすっごく相性が良いんじゃねえの?そう感じてちょっと嬉しく思った。

長く口付けていれば気持ち良いって思ってたのがだんだんとすっげぇいやらしいキモチになってくる。唾液が交じる音とか、唇が離れる一瞬の音とか、口ン中まさぐる時の反応とか……コイツの唇から漏れる声、とか。
身体を引き寄せれば柔らかいし。女ってこんなに柔らけえの?めんどくさいからって告白されたらほとんどを振ってたけれど、ひとつオトナの階段を登った気がする。もっとオトナって領域を知りたくてその階段をの先が知りたくなってきた。

『んっ、』

……。
やばい、キスだけじゃ止まんねえわ。
ムラムラしてきたし、この女を手に入れたいって強いキモチが芽生えてる。誰にも渡したくないくらいに俺を惑わせてくる…こういうのって魔性の女っていうらしい。なんだっけ、傑がそう前に言ってた。

ハルカを抱きしめた女の柔らかさを知っちまった、でもそれは制服を着たままでの柔らかさ。素肌でソレをしたらもっと柔らかいに違いない。胸の膨らみも服の下はどうなってるのか直に見たい、触りたい、揉んでみたい。男が女のナカにぶち込む場所が、モザイクの先がどうなってるのかとか、本当に映像ン中のように甘い声をこの女も出すのかとか先走った考えになる。
/ 2273ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp