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【呪術廻戦】白銀の鎹【五条悟】

第20章 星空の下で愛を語らう


箱を開け、中からひとつを取り出して装着してる悟を見ながらに思う。
変に特級呪術師という立場、または教師という立場か。私を大事にするあまりに学生という立場で私を贔屓にしては欲しくない。その上で皆と対等であって卒業まで共にしたい。
最近はべたべたとしてるのは離れないから諦めてるし、皆もいつもの事だと理解されてしまってるけれど。学びの場では贔屓は御免だと思う。

卒業後、それからだったら悟に好きなだけ抱かれても良い、授かれば産んで良い……いや、未経験であるから、一度体験してものすごく痛い、辛いなら毎年とは言わないけれど。
あと、流石にサッカー出来るレベルの人数は無理、あれは冗談だと思ってる。
……うん…冗談、だよね?

……このキャンプが終わったら、最近の動向について聞こう。変な贔屓での事であれば話し合わなきゃ。
ランタンの明るさ調整のつまみを絞り、テント内を灯す明るさを落として悟の元へと膝で歩いて寄った。
ふっ、と笑った悟があぐらをかき、腿をぱんぱん、と叩いて誘ってる。

「とりあえず僕に跨って座って。まだ挿れなくて良いから。今日の僕はオマエをじっくり堪能したいの」

あぐらをかく悟を跨ってそっと座ると支えるように、引き寄せるように背や腰に腕を回す悟。腹部…おへその辺りに勃起した状態のコンドームを被った硬いペニスが当たってる。触れたモノは熱く膨張していて今にも解き放たれそうで。
そんな彼の頭部を引き寄せる様に、私は両腕をまわし髪をくしゃ、とさせながら、どちらかが……というよりも同時にというタイミングで唇が触れ合った。
二度、三度。角度を変え、舌が口内をまさぐって犯していく。繋いだ手を引き寄せるように、私を舌を悟が絡め、引き寄せて互いの舌先のざらつく触れ合いで声にならない声が漏れ出して。

キスから解放されると、のぼせたような表情でとろんとした悟に私の口元から垂れていた唾液を親指でスッ…、と拭われた。

『はぁっ…、さとる…ぅ』
「……んっ、ふふ…っ早くオマエの中に入りたいけどっ、こういう可愛い所も見たいんだ、僕」
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