• テキストサイズ

【呪術廻戦】白銀の鎹【五条悟】

第20章 星空の下で愛を語らう


「僕は傑と以前にやったんだよね。もちろん、喧嘩する前の時ね?あれは楽しかったっちゃあ楽しかったんだけどさー」
『……けど?』

私も通し終えた、と次の箇所を通してく。通しながらに悟をちら、と見た。その前やった、というのは割と最近なのかもしれない。
さくさくと進めて巾着に入ったペグの詰まった袋を悟はジャラ、と鳴らす。

「ダチとのキャンプも楽しいけど。傑は男、やっぱ野郎とじゃない方が良いよねー!今回はハルカとだし色んな意味で楽しめちゃうよねーっ!」

こっち側の骨組みも終わってふっくらと盛り上がったテント。テントカバーをバサ、と被せ、テントと共に地面に固定をするためにペグを刺そうと、悟からいくつか貰う。
作業をしながらの雑談にははっ、と笑った。

『下心が全く隠せてないんだけど?』
「ん、隠すつもりもないからねー、オープンにハルカとイチャイチャしたいんだよ~…僕はね?」
『いや、まあ…周りに人が居ないから良いけどさ~…そういう意味なら管理された場所じゃなくてこういう所で良かったかもね?』

セットに入っていたハンマーでテントやテントカバーを留めていく悟。代用の物として薪を手に私もペグを地面に打ちつけていく。軽めなカンカンカン、という音が静かな公園に響いてる。

寝床は作ったし次はタープを張るか……、と大きな荷物のタープを袋から取り出して広げ始めた。
テントの周りを確認している悟を向いて、にっ!と笑った。

『私さ、悟とキャンプに来るの楽しみだったから。今日は普段程度にはイチャイチャしてあげる』

テントに入ってたポールと同じく折りたたまれた鉄の棒と伸縮性のあるロープ。それを手に取り作業していると、悟が作業する手を止めて私側へと駆けてきた。

「マジで!?ヤッター、ハルカのお墨付きじゃん早速イチャつこーっと!」
『あ、この人サボってる!』
/ 2273ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp