第14章 農業生活十四日目 (R指定)
因みに、今は朝。朝なんだけど・・・。
「莉亜、好きに動いて?」
「えっ、わ、私が?あ、あの・・・私・・・。」
「仕方ないなぁ。じゃあ、それはまた今度。ってことで、僕に抱き付いて?」
いきなり立ち上がり、驚いてしがみついた。そして、そのまま下から突き上げられた。リヒトって、こんな肉食だったっけ?気持ち良すぎて、おかしくなりそう。
グッタリとなった頃、ベッドに腰を下ろしたリヒト。一つになったまま、抱き合っていた。もう、羞恥プレイ?冷えたけれど、朝ごはん食べさせられているし。
美味しいと思っても、少し動けばリヒトと繋がっていることを実感させられる。それでも、何とか完食。
「あ、あの・・・畑の・・・。」
「あぁ、それなら僕がやっておいたよ。」
逃げられなかった。
「買い物なら、お昼から行こうね。それまでは・・・僕を食べてて。」
「う、うん・・・。」
いや、何がうんだよ。そこは何か反論というか・・・。突然、リヒトの瞳と合わされる。
「どうして僕を見ないの?」
「は、恥ずかしいからだよ。」
「じゃあ、恥ずかしく思わないくらいに僕に抱かれようか?」
何でそうなるの?って、いつの間にか組み敷かれてしまっているし、リヒトの腰が動いている。
うん、諦めた。もういい。リヒトにいっぱい甘えて、愛されよう。もう、イケメンはそれだけで正義だ。
お互いに堪能した後、初めての一緒のお風呂。リヒトに綺麗に洗って貰ってしまった。理由は・・・体が不自由だったから?その後は、服まで着せてもらった。
「ねぇ、リヒト。そのままで行くの?」
「ん?そうだけど。どうして?」
リヒトの首には、幾つかのキスマーク。全然、気にしていない。むしろ、喜んですらいる。この人に、羞恥なんてあるのだろか?
仕方がないので、私のスカーフをリヒトに巻いておいた。そうでなければ、私の精神的何かが死ぬ。
家でランチした後、初めてのお出かけだ。ねぇ・・・指、恋人繋ぎなんですけど。凄く嬉しそうなんですけど・・・。バカップルそのものだと思いつつも、リヒトの笑顔に逆らえない私。
早々に白旗を上げた私は、リヒトに連れられてショッピング。少し歩き方がぎこちないけれど仕方ない。
それでも、雑貨やアクセサリーを見て、私の気分は上がっていく。