第14章 農業生活十四日目 (R指定)
目覚めた時には、リヒトは隣りにいなかった。慌てて起き上がろうとしたけれど、上手く体が動かせない。そして、腰に痛みが・・・。
リヒトが眠っていた場所は、もう冷たくなっていて私は泣きそうになった。這いずりながら、動こうとするとドアが開いた。
「リヒトっ!!」
「莉亜・・・。」
私の顔を見たリヒトは驚いた様で、手にしていたトレイを傍らの机に置いては抱きしめてくれた。リヒトの体温に、安堵する私。
「僕がいなくて寂しかった?ごめんね、一人にして。でも、約束したよね。僕は何処にも行かないって。」
「そうだけど・・・。」
「フフ・・・。」
リヒトが不意に笑った。
「どうして笑うの?」
「嬉しいからだよ。僕をこんなに求めてくれるんだから、嬉しくない訳ないよね。ほら、顔見せて。朝のキスがまだだから。」
拗ねてリヒトにしがみついたままでいれば、無理矢理顔を向けられ重ねられた唇。リヒトにしては珍しく、ガッツク程の口付けだった。
「朝ご飯食べるのと、僕に食べられるのと、どっちがいい?」
「リヒトに食べられるって・・・?」
「言葉の通りだよ。」
何故、ここでそんなに爽やかにニコニコしているんだろう。それに、もうシャツのボタン外しているよね?リヒトの引き締まった体が、見えるんですけどっ!!
それに、私の手を取り自身の体に触れさせるリヒト。はだけたシャツの中にある体温を、手の平から感じさせられる。
「どうしたの?これくらいで真っ赤になって。僕に触るの好きだよね?好きなだけ触っていいよ。莉亜なら、大歓迎だから。」
リヒトが朝から、甘すぎる。戸惑う私をシーツ毎抱き上げ、リヒトに跨らさせられ座らさせられる。
「昨日は、僕がたくさん付けたから、今日は莉亜が僕にキスマーク付けてよ。」
リヒトの誘いに、私はおかしくなったんだと思う。首筋や鎖骨などに、跡を付けてしまった。ハッと気づいた時には、私の方が卒倒して倒れそうになった。
なのに、どうしてそんなにリヒトは嬉しそうなの?もっと・・・って、おねだりまでされるし。それに、リヒトの下半身が反応している。
「体、浮かせてくれる?挿入たいから。」
「えっ、す、するの?」
リヒトに体を持ち上げられ、下半身を出すとそのまま宛がい入って来た。限界に恥ずかしいのだけど。