第37章 農業物語 夏 四日目 (R指定)
「時間はたっぷりあるんだから、もっと甘い声を聴かせて?あぁ、言葉通りに抱き潰してあげるから楽しみにしててね。指一本動かせなくなるくらい、甘い刺激をいっぱいあげる。」
どれだけリヒトを求めても、甘く続く刺激は止まらなかった。そう・・・本当に、指一本動かせなくなるまで、腰を砕かれたんだ。疲れ果てて眠ってしまっても、起きれば行為が続けられる。
一日中続くこの行為に、途中から思考を放棄した私。ただ、リヒトから与えられる快楽を感じるだけだった。ただ、リヒトは中には入れてはこなかった。
「莉亜、お腹すいたでしょ。少し食べようか。」
軽食と飲み物を持って、リヒトが寝室に戻ってきたのは日が高く上がっている時。身動きできない私を抱き起こし、リヒトの体に寄りかからせてくれる。
飲み物は、リヒトの口から与えられ・・・食事は、リヒトの手から口に入れられる。蕩け切った眼差しを私に向けながら、甲斐甲斐しく世話をしてくれる。
「食べ終わったら、シャワー浴びようね。その後は、莉亜が欲しがった僕をいっぱいあげるから楽しみにしてて?」
「ま、まだ・・・するの?」
「勿論。僕はまだ一度も出していないからね。莉亜は何回イッたかな?せめて、その半分くらいは僕もイキたいなぁ。」
そんなの何回だなんて覚えてない。体は限界だ。でも、リヒトは逃してくれないだろう。私が嫉妬したから?余計なこと言ったから?リヒトの執着をかなり甘くみていたのかもしれない。
食事の後、綺麗さっぱりと汗を流す。もう、一人で立つことなんて出来ない。小鹿以前の問題だ。それでも、温かい湯船に浸かったら体が弛緩していく。
「さっきのは冗談だよ。」
「えっ?」
「あんまり莉亜が可愛くて、無理させちゃった。まぁ、反省はしていないけど。ただ、嫉妬してくれたのは本当に嬉しい。結婚したら他人が入り込む隙間なんて与えないくらい、いっぱい子供作っていっぱい幸せになろう。だから・・・う~ん、後、三回だけ僕に莉亜を頂戴。」
まだ、三回するんだ・・・。確かに、リヒトは一度もイッてないけど。あんなに味わされた甘さに、とっくの間にリヒトから離れたくなくなってるのは仕方ないよね。
「本当は・・・もっと・・・だけど。」
「いいよ?リヒトに全部あげる。途中で疲れて寝ちゃうかもしれないけど、為るべく頑張って起きてるからリヒトを感じたい。」