【FF15】 同じ夢を、あなたと (イグニス・R18)
第8章 寄り添い
イグニスから具体的に示される内容に、自分の存在を肯定される安心感と幸福感を受け取りつつも
「希望だなんてそんな大げさな…」
と、あまりにも過大評価なのではと苦笑いする。
「大げさなんかじゃないさ。
城にいる人達は皆、国にとってそんな大切なグレイスを守れることを誇りに思っている。
もちもん、オレも含めてだ」
淀みなくハッキリそう言い切ったイグニスは
「オレはそこにさらに『妹として大切にしたい・支えてやりたい』という気持ちもあるがな。
オレだけ特別、いいだろう?」 とにっこり笑って言ってきた。
「そ、そこそんな誇らしげに言ってくれるの?
うわ、どうしよ、今すっごく嬉しい…」