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【FF15】 同じ夢を、あなたと (イグニス・R18)

第8章 寄り添い


イグニスはシーツからのぞかせたグレイスの前髪を指先で整えながら話を切り出した。

「グレイスは…
さっきグラディオに言われたこと、すごくショックだったんだろう?
昔、クラスメイトに辛いことを言われた時も落ち込んでいたものな。

それと…昨日泣いていたことも何か関係しているんじゃないのか?」

自分の心を手に取るように読まれたグレイスはただ頷くことしか出来なかった。

「グレイスは昨日自分で乗り越えたいって言っていたが、まだ自分の中だけで消化できない感情があって当然だとオレは思う。

だから…改めて言うが、オレには何でも話してくれていいんだぞ。
話すことで楽になれそうなことなら尚更だ」

「イグニス…。ありがとう…。


でも………絶対誰にも言わないでくれる…?」

「言わない。約束する。

オレを信じてくれ」

力強い意志を乗せたイグニスの眼差しに促され、グレイスは一昨日のグラディオとイリスとの出来事を話した。

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