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【FF15】 同じ夢を、あなたと (イグニス・R18)

第8章 寄り添い


歩き始めて間もなくグレイスはウトウトとし始め、寝息と思われる規則的な呼吸を取り始めた。

強いショックを受けた精神を休ませる為に、脳が強制的にシャットダウンさせているのかもしれない。
そうなる程のグレイスの心痛を想像すると、余計に居たたまれない気持ちになる。



グレイスの部屋に着いてベッドへと横たわらせる。

グレイスの靴や靴下を脱がせてやり、目が覚めた時に口をゆすげるように洗面所と浴室にコップや洗面器を取りに行きながら考える。

本来なら王女の体調不良ともなればすぐに王室専属の医者に報告をして診断を仰ぐのが当然なのだが、精神的な理由がきっかけならばあまり人に知られたくもないだろう…少し様子を見るべきかどうか…

そんな思考を巡らせながらふとグレイスの顔を覗くと、うっすらと開いた目と視線が交わった。

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