【FF15】 同じ夢を、あなたと (イグニス・R18)
第8章 寄り添い
「お、おいグレイス! どうしたんだよ!?」
後ろから狼狽えたグラディオの声がする。
まずはグレイスの身体を休めるのが第一だ。
それに…グレイスの性格や、時折夢に見ると言うトラウマのことを考えれば、こうなったのはさっきのグラディオの発言が原因だろう。
で、あれば…
「グラディオ、悪いがここの片付けを頼めるか? オレはグレイスを部屋で休ませてくる」
「あ、あぁ、わかった」
「すまないな。
…グレイス、少し動かすぞ。姿勢が辛かったら言ってくれ」
そうしてオレはグレイスを抱きかかえ部屋へと向かった。