【FF15】 同じ夢を、あなたと (イグニス・R18)
第8章 寄り添い
翌朝。
「あぁ…だいぶ身体が楽になった気がする…!」
ノクティスやイグニス、レギスからの愛情を沢山受けたグレイスは、前日に比べて体調が上向きになったのを感じていた。
「昨日はあの夢も見ずにぐっすり眠れたし、少し訓練でもしようかな…
健全な心は健全な肉体に宿るって昔から言うもんね」
訓練場の空き時間を確認し、朝食後早速向かった。
開放時間中の訓練場には誰もおらず、朝の澄んだ空気が肺に届き身が引き締まる。
使い慣れた短剣の模造刀を手に取り、覚えた型を繰り返していく。
程よい集中力の中、誰かが訓練場のドアを開ける気配がした。