【FF15】 同じ夢を、あなたと (イグニス・R18)
第25章 証
絶頂の波でオレを欲しがるようにぎゅうぎゅうと締まる腟内の熱に浮かされながら最奥にキスを繰り返すように腰を前後に振れば、溢れる程零れた愛液がぐちゅぐちゅと鳴る音に混じって一段と甲高いグレイスの声が響き出す。
「あっ、や、今動いたら…ひ、ぁ、だめ、だめぇっ! ん、はぁ、そんな、言うのも…だめぇっ!」
「『だめだめ』ばかり寂しいな。
この行為は愛情を伝える為の行為だと教えただろう?」
「そ、でも…ぉ、きもち…すぎて、らめ、なのぉっ! あっ、あ゛っ、あぁぁんっ! おかしく、なっひゃぅぅ…!」
オレに与えられる快感で呂律が回らなくなり始めているグレイスが可愛い。
イったばかりで狭くなっている中を、内側からまた再び抉じ開けるようにゴツゴツと突き上げられるのはかなり強烈な刺激のようだ。昨夜贈ったネックレスが揺れる程大きく息を吸って胸を上下させている様子からもよくわかる。
(おかしくなる、か…)
仮にグレイスがセックスの快感に溺れておかしくなってもオレは一向に構わない。オレの手に囲って、ただひたすらに求められるだけ甘やかして、愛情と快楽を与えてやりたい。
オレがいないと生きていけないくらいに思考も気力も全て奪うように手籠めにしてやりたいという重苦しい欲望が湧く一方で、グレイスがグレイスらしく望む道を選択していく生き生きとした姿を隣で見続けていたい気持ちも共存する。
きっと、どんなグレイスでもオレにとっては夜空に輝く一等星より眩しくて美しくて目が離せない。
「愛してる、グレイス。お前の全てを」
「ひゃんっ…!? そっ、ぁ、たし、も…あっ、ん、あぁぁぁ! また、いく、いく、〜〜〜ッ!!」
「は、ぁ! オレももう出る、グレイス、グレイス…イく…!」
オレの言葉で再び達したグレイスは先程よりもはるかに強くオレを締め付けてオスとして求められる快感を深く与えてくれた。それに抗わず、本能のままゴム越しにグレイスの中で大量に精を吐き出した。