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【FF15】 同じ夢を、あなたと (イグニス・R18)

第25章 証


「あぅ…あんっ、ふ、ぁ、いぎ、」

「グレイス…ちゅ、ん…ちゅう」

攫うようにグレイスを寝室に連れて肌を重ね始めた。
とっくに衣服は脱ぎ捨てて、オレの身体に触れるグレイスの素肌は湯上がりの時より遥かに赤くて熱く、グツグツとオレの胸を昂ぶらせる。
グレイスも高まった熱に比例して、蜜口からはもう十分過ぎる程の蜜が溢れていた。それは当然オレも同じで、グレイスと繋がる良さを知った下半身は今か今かと待ちわびるようにそそり勃って存在を主張していた。

キスをして間近でグレイスの瞳を見つめながら「そろそろ良いか…?」、と尋ねればふわふわと熱に溶かされた瞳と一緒にグレイスが頷いた。

昨晩から寝室に置きっぱなしになっていた鞄からゴムを取り出し着けてから再度グレイスの脚の間に入ると、彼女の瞳にほんの一瞬、僅かに不安の色がちらついた。

「…どうか、したのか?」

感じた疑問をそのまままに問えば、今度はわかりやすくグレイスが驚きの色に瞳を染める。
気取らせるつもりはなかったのに、と語る表情に「オレの気の所為なら良いのだが」と言葉を後付けた。伝えるか伝えないかの決定権をグレイスに委ねる為に。グレイスが言うつもりがなかったのなら無理矢理聞き出すのも不躾だと思ったから。

「あ…の、その…
二回目以降でも、最初入ってくる時は痛いのかなぁ…って」

「…成る程」

言われてみれば…初体験の痛みの話はよく聞く通説だが、それ以降はどうなのだろうか?
何せ交際するのも、ましてや身体を繋げるのもグレイスが初めてで、オレはグレイス以外の女性を知らないのだ。

──否、仮に他で経験があったとしても、それはオレが大切にしたいグレイスとは別人なのだから意味がない。グレイスが実際どうなのかわからなければ何の意味もない。

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