【FF15】 同じ夢を、あなたと (イグニス・R18)
第25章 証
グレイスから許しを得たオレは、先程寝室へ入る時に彼女と一緒に抱えてきた鞄の中に手を突っ込み、コンドームの箱を取り出して手早く装着する。
まさかこんな形ですぐ使うことになるとは…用意しておいて良かった。
再び身体をグレイスの方へ向けると、恥ずかしそうに目線を外していた黒めがちな瞳がこちらを向いた。
「極力力は抜いていてくれ。グレイスの為だ」
「うん…」
『いよいよ』という空気感にお互いが息を飲む。
グレイスの両脚の間に膝立ちすると、ちらりとグレイスが薄ピンク色のゴムに覆われた男根に目をやる。
「ほんとに…そんな大きいの、挿入るの…?」
「その筈、だが」
指だけでもぴったりと張り付くようなグレイスの胎内。
可能な限り指で解しはしたが、目の前にあるモノは太さも長さも指とは違い過ぎてグレイスがそう言いたくなるのもわかる。
「やはりまだ止めておくか?」と尋ねるも、覚悟は固いようでグレイスは迷わず首を横に振った。
それならば、とグレイスの脚を抱えて、先端に愛液をまとわせるように何度か膣口に擦り当てる。
張りつめたモノに手を添えながら腰を進めようとするも、男を受け入れたことのないそこはグレイス本人の意思とは別にオレを何度も何度も押し退けてくる。
その焦れったに歯噛みをしつつ指先で入口のヒダを割り開き、何度も入り口をくちくちとなぞるうちに、僅かながらようやく つぷっ、と膣肉にハマる感触があった。
ぐ、と前に体重をかけて推し進めようとすれば、ぎゅうぎゅうと圧迫する程の締め付けは息苦しさすら感じるが、それ以上にグレイスに受け入れられたことによる歓喜がオレの胸をぶわりと喜び一色へと染めていく。