【FF15】 同じ夢を、あなたと (イグニス・R18)
第25章 証
「…っ、…あ、これって…」
ちぅぅっ、という音と共にグレイスの肌に恐らくぴりっとした痛みが走ったのだろう、違和感に短く息をつめた彼女の声の後、二人の目線は同じ所へと集まった。
グレイスのしっとりとした肌の上に付いたキスマーク。
たった今付けられたばかりのそれは、グレイスの白く美しい肌にひどく目立つ。
肌を晒さなければ決して付けられない場所へと印されたオレの独占欲の現れをグレイスは愛おしそうに指先で撫でて
「嬉しい…イグニスのものって証がまた一つ増えた」なんて言って目を細めて幸せそうに笑う顔を見せるから。辛抱に辛抱を重ねた腰がどうしようもなく疼く。
「あぁ…! お前はどうしてそう…!」
噛みつくように唇を重ね、わざとらしく下の口からぐちゅっぐちゅっと聞かせるように音を鳴らす。
「ひぁんっ、あ! ぁ、やら、おと、はずかし…ん、んんっ」
グレイスの中にせめて喘ぎ声を上げて吐き出したい快感の熱と羞恥が溜まる一方で、満足に息を吸うことも出来ない程にオレにキスで蓋をされてビクビクと動く舌を腔内で無我夢中にぢゅっ、ぢゅるるるるっと追いかける。
じゅぽじゅぽっ、くぷっ、ん、ちゅぷちゅぱ、ぢゅる、ぐちゅんっ、ん…んむ…
上と下、二つの口から溢れる水音は、最早どちらから聞こえているのかわからないくらい大きくなって、どろどろとオレの頭の芯を溶かしていく。それはグレイスの身体も同じだったようで蜜口からとろとろと粘度の高い液を溢していた。
「はぁっ…グレイス、挿れていいか…?」
ぐつぐつと沸く情欲が理性を飲み込みそうになる中、何とか最後の確認を取れば、グレイスはオレの唾液でベトベトに濡らされた唇を艶めかせながら、確かにこう返事をした。
「ぅん…いいよ。
イグニス…はいって、きて」