【FF15】 同じ夢を、あなたと (イグニス・R18)
第25章 証
キスを続けながら秘部の入り口へとそっと指をあてがう。
女性の初体験は痛いと、当然知識としては知っている。
それでも可能な限り負担が少なくなるようゆっくりとそこを解すように指を沈めていく。
幸い既に愛液を溢していたそこは、最初割り入る際にこそ固さがあったものの、その後は抵抗なくオレの中指を飲み込み、ちゅぷちゅぷと水音を立て始めた。
反応が良いところを探りながら指をくっと上へ曲げればグレイスの細い腰がびくん、と跳ねる。
「あっ、あーっ…イグ、ニスぅ…」
「…気持ち良いか?」
口をはくはくとさせながら頷くグレイス。
指を2本に増やして膣内を擦れば、とろりと甘い声がオレの耳を刺激して、触ってもいない鈴口から先走りが滲む。
膣が少しでも柔らかくなるように、絶頂へは導かないよう緩やかに指を動かす。
挿入未満での絶頂を目的としていた先回までの行為との大きな違いに、
『身も、心も、オレのモノになりたい』
とグレイスから告げられたことを改めて認識し、歓喜と興奮と緊張がごちゃ混ぜになり、思考が掻き乱される。
(オレのものに…オレだけのものに、したかった。
ずっと前から)
その想いに突き動かされるようにグレイスの右胸の柔いところへと吸いついた。強く、跡がつ付くように。