【FF15】 同じ夢を、あなたと (イグニス・R18)
第25章 証
徐々に口付ける場所を下ろしていき、臍の周りを啄んだ。
もしかしたらくすぐったさに身を捩ると思ったが、今はそれすらも快感へと変換されるようでぴくりと身体を震わせていた。
頃合いか、とグレイスの身につけている衣類を全て脱がして続きをしようと秘部へと指を伸ばす。
「ねぇ…イグニスも、脱いで…?」
一人だけ裸にさせられたのを恥ずかしそうに手や脚で身体を隠しているグレイスを眼前にして「あぁ」と短く答え手早く衣服を脱ぎ捨てた。
部屋着と下着を一緒に脱ぐと、腹につかんばかりに反り返り、今から自分自身の中を暴き犯すモノを見たグレイスが緊張に身を固くした。その顔に、性急になりかけていた頭が僅かながら冷静さを取り戻す。
「大丈夫だ、お前が不安に感じるうちは決してしない」
髪を撫でながら愛情を込めてそう伝えれば、グレイスもそれに応えるように「ありがとう」と薄く微笑んだ。
身を強張らせるグレイスを安心させるように両手で頬を包み込みながら、額や頬へとキスをしていくと、「ん…」と心地良さそうに目を閉じて受け入れている。
「本当に可愛いな、グレイスは…」
互いの鼻先がくっつく距離でそう囁けば、照れたように眉尻を下げて笑う最高に愛らしいグレイスがそこにいた。