【FF15】 同じ夢を、あなたと (イグニス・R18)
第6章 訪れた変化
「 ノクトお兄ちゃんがシガイに襲われたのは事故、
テネブラエだって神凪に会いにきっとそう遠くないうちに行くはずだった!
だから、何回でも言うよ!? お兄ちゃんのせいなんかじゃない!!」
ぼんやりと力なく天井を見つめていたノクティスの顔を上から覗き込み、肩を掴んで必死に想いを伝える。
「ノクトお兄ちゃん、前に『グレイスもお父さんやお兄ちゃんと同じ力持ってるから…困った時は絶対絶対グレイスが大好きなノクトお兄ちゃんのこと、助けるからね…!』って言ったの覚えてる?」
「覚えてるよ…僕が『真の王』に選ばれた時に言ってくれたよね…」
「ありがとう、なら良かった…。背負った責任の重さも、罪の意識も…お兄ちゃんが悩んでる事、沢山あるのはわかってる。
だからこそ、一人で抱え込まないで。一緒に支えあいたい。
それに…」
「…それに…?」