【FF15】 同じ夢を、あなたと (イグニス・R18)
第24章 カレシとカノジョ
「全くお前は…相変わらず嬉しいことを言ってくれるな。
一ヶ月と言わず、この先何年も何十年も…ずっと一緒だ。
もう離さない、離れない。そうだろう?」
「うん…!」
同じ気持ちだということをしっかりと伝えたくて、顔を上げてそう頷いた。
するとそこへイグニスの手が伸びてきて顎先をクイ、とすくわれる。
「それに、今はもう外ではないから我慢する必要もない…
そうだな?」
目の前の美しい翠の瞳は、確認を取る言葉を選びながらも実際は肯定以外の言葉を許さない強気な意志を宿していた。
私はその質問に対して答える代わりに、自ら瞼を降ろして彼の両肩に手を置いて背伸びをした。
そうすれば 正解だ、とでも言うように彼が機嫌良く「ふ…」と息を吐いた音が聞こえて、深く深く重なる彼の唇と存分に愛と熱を交換しあった。