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【FF15】 同じ夢を、あなたと (イグニス・R18)

第24章 カレシとカノジョ


初めてのデートを過ごした楽しい楽しい週末。
こんな日が毎日続けば良いと心の底から思うけれど、現実にはそうはいかなくて、お互い学校や仕事にとそれぞれの平日をこなしていく。

でもこれまでと変わったこともいくつかあって、
声が聴きたいな…と思ったら我慢せずに伝えて良くなった。
「伝えてくれて嬉しい、オレも同じ気持ちだ」って言ってくれて、私もその言葉を素直に受け止められるようになった。

状況的に電話が難しくても、他愛ない内容でのメッセージのやりとりが出来るだけでもすごく嬉しかった。



それと…一人暮らしをしてはいるものの、何かとお城に行く用事はあるもので、
お城の廊下で偶然イグニスとすれ違った時は嬉しさのあまり、堪えきれず勝手に顔がパッと明るくなってしまう。

お城では他の人の目もあるから駆け寄ってハグ…したい気持ちを抑えて今まで通り当たり障りのない挨拶をするだけにとどめていたけど、
この間はすれ違いざまにそっと私の手の甲を撫でるようにイグニスの指先が通り過ぎていった。

明確に意志を感じる触り方に、ものすごくドキドキしたし、少し歩いた後その触れられた場所を自分の反対側の手で握りしめてた。
指先から伝えられた気持ちを確かめるように。

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