【FF15】 同じ夢を、あなたと (イグニス・R18)
第23章 夢
「やだなぁ、それくらいわかってるよぅ。
もっと可愛らしい色合いの服で行く!」
むしろ、立場上黒を着なくちゃいけない場面が多い反動で、プライベートは明るい色を身に着けたい気持ちの方が強いもの。
「うんうん。それなら良かった。
あとはー、グレイスの中で見た目や着け心地も含めて『これぞ!』って下着持ってる?」
「えっ!? し、下着!?」
何で!? 何でそこ気にする必要があるの!?
「あはは、別に見せる為にって理由じゃないよ?」
「う、うん。そうだよね。
じゃあ尚更、どうして?」
「それはねー、外側だけじゃなくて、内側も、どこを見られても完璧! って思える気持ちが自信にもなるし、テンションも上がるし、
それに着け心地の悪い下着じゃワイヤーが痛かったりしてデート楽しめなかったり集中出来なくなるかもしれないじゃない? だからだよ~」
「おぉ…なるほど。それは確かに」
お城のパーティーでもドレス用の補正効果の強い下着を身に着けると背筋も伸び、引き締めるところはより引き締まり、いつもよりスタイルが良く見えて、まさにヴァニラが言ったような気持ちになる。
「そしたらヴァニラ、明日私のお買い物に付き合ってくれない?」
「もっちろん!
じゃ明日はグレイスの学校に迎えに行くね!」
「うん、よろしくね。
あ、あと、私とイグニスのことは、まだ他の人には内緒だからね」
「りょーかい!
じゃまた明日ね」