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【FF15】 同じ夢を、あなたと (イグニス・R18)

第23章 夢


「嬉しいね、イグニス…
お父さん、私達のこと認めてくれるって…!!」

「あぁ…! 本当に、良かった…、オレもすごく嬉しい…!」

これまでで一番晴れ晴れとした気持ちでイグニスの胸に飛び込み、部屋まで抑え隠してきたお互いの気持ちを確認しあうように口にする。

さすがにまだ世間に公表出来ないのは仕方ないとしても、これでようやく何の憂いもなく、イグニスの手を取って、イグニスと歩む未来を描けると思ったら嬉しくて仕方がない!

「ふふ…さっきの玉座の間でのイグニス、すごく格好良かった。
特にここ一年頑張ってくれてたこと、お父さんの耳にも入ってたんだね。

それって本当にすごいことだと思うし、尊敬するよ。
私達が今こうして幸せな気持ちになれているのも、イグニスのこれまでの努力のお蔭だね…本当に、ありがとう」

「オレだけじゃないさ。グレイスも王女としてこれまで様々な努力や功績を積み上げてきたからこそ、あの場での発言に重みが出て、レギス陛下もお許し下さったんだ。

グレイスこそ、頑張ってきてくれて、ありがとう」

「ふふ、ほーんとイグニスは昔から褒め上手だよね。

じゃお互い様ってことで…
これからも、一緒に頑張っていこうね」

「もちろんだ」

抱きしめあい、見つめあって、ちゅっ、とお互いの頬にこれまで何度も繰り返してきた『だいすきのちゅー』を送りあう。
そんな恋人同士としての甘い時間に浸っていると、イグニスから一つ提案が出て来た。

「…そうだグレイス。まだ時間も早いことだし、もし良かったら今からドライブに付き合ってくれないか?

グレイスに見せたいものがあるんだ」

「イグニスとドライブ!? 行く行く!
じゃすぐ着替えてくるから待ってて!」

嬉しい提案に、クローゼットに掛けておいた制服を抱え大急ぎで洗面所に入る。
私が一人暮らしを始めてからも定期的にルームクリーニングは入ってるらしいから、着ていた正装用の服はランドリーカゴに放り込んでいく。


制服に着替えて、髪を整えて…よし。

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