【FF15】 同じ夢を、あなたと (イグニス・R18)
第5章 衝撃
残っていた数名のクラスメイトの視線が一斉にこちらを向く。
(人殺し…? 誰が? どういうこと…?)
困惑の表情を浮かべている私に向かって、ジェイクは続けて言った。
「この間の夜…お前の兄ちゃんが夜出掛けた日…俺の父さんが警護に付いてたんだよ…。
そんで…そのせいで、父さんは…父さんも、シガイに襲われて死んだんだよ!!
父さんは、お前ん家のせいで死んだんだ!!
だから、お前も人殺しなんだーーーッ!!!!」
ジェイクが行き場のない悲しみと怒気を含んだ声で叫びながら私の胸元に掴みかかってきた。
「や…めて、いた、ぃ」
「うるせーっ!!
父さんは…父さんは…大ケガしててなぁ…
病院で最期に会った父さんは、こんなもんじゃねぇ痛みに苦しみながら死んでったんだよ!!!」