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【FF15】 同じ夢を、あなたと (イグニス・R18)

第22章 FINAL FANTASYワールド


「おい、グラディオ! グレイスもノクトも乗ってるんだぞ!? いくらなんでもやり過ぎだ!!」

グラディオによって加えられる加速によって、あっという間に風の音がギュンギュンと聞こえる程にカップが超高速の世界に突入していく。
そう…ほんとやり過ぎ!

「きゃーこわぁ~い(はぁと)」みたいな可愛い感じも色気も何もなく、本気で必死に隣に座るイグニスにしがみつく。

しかも私、一番端っこに座ったから、片側は乗り降りスペースになっててイスがない、途切れてる!!
このまま遠心力でイスから振り落とされたら、何もないところに落ちて尻もちつくことになっちゃう! そんなの恥ずかしすぎて絶対イヤだ!!

「い…イグニス!! 私落ちちゃいそう! ぎゅってして! お願い!!」

「わかった、グレイスもしっかりオレに捕まっててくれ」

がば、とイグニスの逞しい両腕が私の身体を包んで支えてくれるけど、トキメク余裕がいっこもない!
グラディオのばかばか! 程々の速さにしてくれたら良かったのに!!

「グラディオ! ちょっとスピード緩めろよ! オレでもキツイわ!」
「お、オレも…うぇっ…気持ち悪…」

「なぁに言ってんだよ、まだまだこれからだろ? そらそらぁ!」
「きゃーはははは!」

グラディオの隣から、イリスが心から楽しそうに笑っている声が聞こえてくる…コーヒーカップ、本当に好きなんだね…



でも…申し訳ないけど…は…早く、止まって…!!!!!

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