【FF15】 同じ夢を、あなたと (イグニス・R18)
第22章 FINAL FANTASYワールド
グラディオからそれぞれ飲み物を受け取って園内を歩いていくと
「あっ、コーヒーカップがある! ねぇ兄さん、あれ乗りたい!」
「ん? あぁ…わりぃ、イリス昔からコーヒーカップが好きでよ…付き合ってもらっても良いか?」
「オレは全然良いよー! コーヒーカップって言ったら遊園地の定番だもんね! ちょうど空いてるし行こ行こ!」
コーヒーカップの乗り場に向かうと、チョコボやモーグリ、サボテンダーなどのキャラクターが描かれたカップがいくつも並んでいるのが見える。あのままのデザインで、マグかティーカップで売ってないかな? あとでお土産屋さん見てみよーっと。
「このコーヒーカップ、定員6人までだって。良かった、みんなで乗れるね!」
イリスのチョイスで、モーグリデザインのカップに全員乗り込むと、間もなくしてスタッフさんの『楽しんでくださーい』と案内の声と共に明るい音楽が鳴り始める。
「おいお前ら帽子やカチューシャ外しとけよ?」
そう言うグラディオの方を見ると、いつの間にかイリスも含め二人共カチューシャを外した状態で座っている…
「えっ? 何で? …ちょっと待って、まさかそんなに全力で回すつもり!?」
「当たり前だろう? それがコーヒーカップの醍醐味だからなぁ!
ほら行くぜ? おりゃぁぁぁあ!!!」
「ウソでしょ!? グラディオの全力とか絶対やば…いやぁぁぁー!!! 怖い! イグニス!! 助けて!!!」